Digital Pedigree

DIDとは何か?

DID(Decentralized Identifier:分散型ID)は、中央集権的なID管理システムとは異なり、ユーザーが自分自身のデジタルアイデンティティを所有・管理できる新しいアプローチです。これにより、個人情報の漏洩や悪用を減らし、ユーザーのプライバシーを保護します。

VCとは何か?

VC(Verifiable Credential:検証可能な個人情報)は、DIDを基盤として個人情報や資格情報を安全かつ信頼性の高い方法で共有するための仕組みです。これにより、個人は自分のデータを必要な時に必要な範囲で提供し、データの利用者は必要な情報を取得することができます。これにより、データの保有者はハッキングのリスクを減らし、ユーザーはプライバシーを守ることができます。

DID/VCの利点

DID/VCは、サービス利用者とサービス提供者の両方にメリットがあります。利用者は自分のデータを自身で管理し、必要な時にのみ必要な情報を対外的に提示できるため、個人情報のプライバシーが保護されます。一方、サービス提供者は安全かつ信頼性の高い情報のみを個人から取得できるため、ビジネス上のリスクを減らすことができます。DID/VC普及のためには、プラットフォーム側とVC発行側の間に相互の利益を確保する仕組みが必要です。

DID/VCのユースケース

ユースケース①:南カリフォルニア大学 卒業証書をVCとして発行(弊社パートナー企業・Heirloom社の事例)

大学の卒業生は学位や在学中の成績などを雇用主などの第三者に証明する際、その都度、大学側に証明書発行のための申請を行っており、学位・成績証明の受領に時間がかかっていました。本ケースではDID/VCを活用し、学位歴・成績に関わるVCを卒業生に対して発行。卒業生が第三者にDID/VCを提示し、第三者が直接ブロックチェーン上で署名検証することで、卒業生が提示した学位・成績が本物であることを確認できるようになりました。結果、卒業生は、大学側に申請を行うことなく、学位・成績証明を行うことが可能になりました。

ユースケース②:野外音楽フェスティバル「Coachella」の下請業者管理にDID/VCを活用(弊社パートナー企業・Heirloom社の事例)

アメリカ最大級の野外音楽フェスティバル「Coachella(コーチェラ)」の制作会社は約150社の下請業者を雇い、イベント制作を行います。下請業者には保険加入が義務付けられており、制作会社は各下請業者が搬入する機材のVIN番号と保険書類中の番号を照合が必要です。照合は現地到着時に加え、設営中も他の複数チームにより複数回実施されるため、膨大な時間を取られていました。本ケースでは、業者が現地に到着した際の保険書類と機材照合時に確認済みを示すVCを発行。以降のチェック時は業者がDID/VCを提示するだけで保険加入の確認を行い、照合作業の時間を大幅に削減しました。

メタ秋田が世界で初めて開発したデジタル血統書について

世界各国の犬の血統書はデータベース/紙で管理されているのがメジャーですが、秋田犬のような世界的に人気のある犬種については、血統書の偽造などが行われてしまうリスクがあります。そこでブロックチェーン技術のDID/VCを血統書に活用することで、ブロックチェーンの下記メリットを享受することが期待出来ます。

  • 脱ペーパー/スマホ利用可
  • データの偽造が困難
  • データの透明性を担保できる
  • 独自のサーバー/データベース管理が不要
  • オペレーションコスト削減

お問い合わせ先

株式会社Meta Akitaは、米Heirloom社と2024年1月に戦略的秋田犬パートナーシップを締結し、 APAC(アジアパシフィック)における同社のDID/VCソリューションの企画・設計・導入を全面的に請け負っています。

株式会社Meta Akitaは上流から下流までのコンサルティング、システム導入支援を行っています。

  1. お客様のニーズのヒアリング
  2. お客様の現状の把握
  3. 課題の抽出・分析
  4. ソリューションの設計/検討(業務改革/DX/AI)
  5. DID/VCを含むソリューション開発
  6. ツールの導入/オペレーション教育

本件に関するお問い合わせは下記フォームよりお願いいたします。

デジタル血統書問い合わせフォーム

よくある質問

Q.質問内容

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